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現状を知り、いろんな提言をすることによって、よりよい奄美になってくれたらと思います。 ** (●^∇^●)/ ** 承認制ですが、コメント書き込めるようにしました。返事は致しませんが、気軽にコメントください。 また、ブログ専用のメールアドレスもあります。ご意見、感想、提案など、お待ちしています。下記アドレスからメールを送ってください。返事はいたしませんが、ブログの中で還元していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 amami-yamaへのメール 気軽に、メールくださいね♪ 検索
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2010年 04月 17日
<望ましい地域のイメージ> つづき
・(環境改変事業) 過度に護岸化されていた海岸線や河川は、自然再生事業によって、多様な生き物の棲む岸辺を取り戻し、アダンやオオハマボウの海岸林、マングローブなどの自然が再生されている。 かつて南北に分断されていた徳之島のアマミノクロウサギやケナガネズミやオビトカゲモドキの分布域は、自然再生事業によって造成された森林コリドーによってつながっている 。大島においても北部と南部のクロウサギの分布域はつながり、オオトラツグミも龍郷町まで分布を拡げている。住用川、役勝川、名音川、川内川、河内川、大川、秋利神川など主な河川は、源流から海までのつながりが保たれている。 土地の改変を伴う事業には計画策定の段階から環境NGOや生物の専門家が加わり、希少種や生態系保護の観点から意見を言える仕組みが機能している。 ・(外来種) かつていた外来種マングースは完全に排除された。犬やヤギは常に繋がれて飼われ、犬もネコも、必要に応じて不妊手術が施され、マイクロチップの利用などにより適切に管理されている。ノネコ、ノイヌ、ノヤギは排除された。 外来種が生態系へ侵入することの悪影響は住民に広く認識され、かつて野外にいた鯉、カダヤシ、キジ、シロノセンダングサ、ギンネム、ボタンウキクサなども排除あるいは封じ込められ監視されている。 海辺に勝手に広まっていたモクマオウも防潮防砂林として必要な場所以外では排除され、再び逸出することがないように管理されている。 港や空港では、島外からヒアリやニューギニアヤリガタリクウズムシなどの外来種の侵入がないよう検疫がなされている。 ・(農林水産業) 降雨時の赤土など土砂流出防止は完璧に施されている。農薬や、栽培漁業における薬剤の使用は極力ひかえられている。森林伐採は、木材生産のためだけでなく、野生動植物の生息・生育地としての価値にも配慮した計画に基づいて行われている。 以上、10年くらい後にはこうなっていてほしいと思う奄美の自然の姿を書き連ねてみました(奄美地域と言いつつ、奄美大島と徳之島以外の島には言及できませんでしたが…)。 貴方の望む、未来の奄美の自然と人との共存する姿はどのようなものでしょうか。 (天水樹) ○引用・参考文献 ・環境省, 2010 生物多様性国家戦略2010 ・奄美自然体験活動推進協議会ほか,2009 わきゃあまみ8 アマミノクロウサギブック ・奄美自然体験活動推進協議会ほか,2010 わきゃあまみ9 生物多様性って? ~奄美群島からみてみよう~
by amami-yama
| 2010-04-17 20:21
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